「ユダヤ人暴行事件の根本にはフランスの対中東政策がある」とユダヤ人差別問題の研究所が指摘
2008年06月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヴィーゼンタール・センター:「パリでのユダヤ人暴行事件は政治問題」

2008年06月24日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【パリ:AFP】

サイモン・ヴィーゼンタール・センターは月曜日、パリで若いユダヤ人が土曜日に暴行され、昏睡状態になった事件は政治的問題であり、フランスの中東政策と結びついているとの考えを示した。

センターは声明で、この暴行事件を非難してフランス首相フランソワ・フィヨン宛てに激しい抗議の手紙を送ったと公表した。

この声明にはまた、「本来であれば内務大臣にわれわれの不安を表明すべきところだが、フランスにおけるユダヤ人への憎悪の根本にはフランスの中東政策があり、したがってそれは政治問題とみなされるとわれわれは確信している」とある。

さらに声明は「暴行がニコラ・サルコジ仏大統領のイスラエル訪問の前夜に起こったことは偶然ではない」として、仏大統領の任期一年目にフランスとイスラエルの関係が目覚しく改善した点を指摘した。

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:14246 )