エルゲネコン組織と「行政裁判所」襲撃事件との関係、60頁にわたって説明
2008年07月09日付 Yeni Safak 紙

トルコ全体が関心をもって待っていたエルゲネコンの起訴状が完成した。48人の逮捕者を含む85人の容疑者に関する起訴状には、エルゲネコン組織の行政裁判所襲撃事件との関係についても、60ページを割いて説明された。起訴状には迷宮入りした多くの暗殺事件と、この組織との関係がとりあげられている。

トルコ中が関心をもって待っていた『エルゲネコン』起訴状の書類作成段階が完了した。同起訴状では、流血の惨事となった行政裁判所襲撃について60ページが割かれた。書類作成段階を終え、そして金曜日に公開される見込みの2500ページにわたる起訴状には、行政裁判所襲撃とエルゲネコンの間の関連について、証拠とともに説明されることが明らかとなった。

■金曜日に明らかに
2007年6月12日にウムラニエのあるゲジェコンドゥ(不法住宅)で手榴弾と火薬類が押収された後に明るみに出された「エルゲネコン・テロ組織」に関する起訴状が完成した。記述作業を完了した起訴状は、現在、国際司法ネットワークプロジェクト・システムに転送され、登録作業が続けられている。この作業の終了すると、完成となる起訴状は、今週の金曜日までにイスタンブル共和国検察本部に提出されることが分かった。

■暗殺も訴状の中に
訴状には、退役准将ヴェリ・キュチュクと労働者党のドウ・ペリンチェキ党首含む48名の逮捕者をいれた合計85名の容疑者が名を連ねていることが述べられた。全40章、2500ページに及ぶと見られる起訴状の60ページ分には「行政裁判所襲撃」のみが取り上げられていることが明らかにされた。起訴状ではまた、暗殺により殺害された一部の人々の名前が出ており、また一部の殺人事件のエルゲネコン組織との関係についても説明されていることが明らかとなった。

■逮捕された将軍に追加訴状
直近の作戦行動で拘束され、逮捕命令が出された退役大将シェネル・エルイグル、退役大将フルシト・トロン、そしてアンカラ商工会議所のスィナン・アイギュン所長とその他7名の逮捕された被疑者を含む複数の人物については、追加の訴状が作成されると述べられた。追加訴状では、退役将軍らが「テロ組織設立」および「武力反乱を煽動」した罪にとわれることが明らにされている。

■逮捕者の数は58名に
「エルゲネコン捜査」の中で、最近、拘束された人物の以前に、退役准将のヴェリ・キュチュクおよび労働者党ドウ・ペリンチェキ党首を含む48名が逮捕されている。退役大将のシェネル・エルイグル、退役大将フルシト・トロン、そしてアンカラ商工会議スィナン・アイギュン所長、退役大佐のハサン・アティッラ・ウールとオスマン・ギュルブズの逮捕により、逮捕者の数は58名に増加した。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:14258 )