ギュル大統領、退役したオズキョク元参謀総長と官邸で今日、会談
2008年07月10日付 Milliyet 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領は、公正発展党(AKP)の解党訴訟とエルゲネコン捜査における最近の逮捕劇によって生じている政治的および社会的緊張を解くために、賢明な人物が仲介者として介入してくれるよう呼び掛けていた元参謀総長のヒルミ・オズキョク退役陸軍大将と今日(7月10日)にチャンカヤ・キョスク(大統領府)で臨時の会合を行う予定である。
オズキョク元参謀総長は会合の前に「公けの立場にある役者は、手遅れにならないうちに出てきて、皆に対して正しい行動をとる必要がある」と発言したが、その発言は「チャンカヤ・キョスクのことを指示している」と解釈された。これに対しギュル大統領は、オズキョク元参謀総長の発言についての憶測に関して次のように述べた。
「トルコがこのような状態になって以来、私は努力をしてきている。私のわかりやすいメッセージは時々世論にも受け入れてもらった。こればかりか、行った会談の中にはあなた方が知っているものもあれば、あなた方がチェックしていない多くの会談や努力をも私はしているのである。私は心底、世論が知ることもなく、またあなた方もチックしていないようなこうした努力を続けるつもりである」
ギュル‐オズキョク会談は、元参謀総長が昨日(7月9日)ミッリエト紙のアンカラ支部のビラ局長に対して行った非常に重要な「二番目の説明」の続きともいえるべきものとなることも注目を引いた。オズキョク元参謀総長は、元海軍司令官のオズデン・オルネキ退役海軍大将のものとされている日記に、クーデター準備に関する記述があるという主張に対し、「あるとも言わないし、ないともいわない。証明しないし、否定もしない」と会見で述べた。
■テュルメン元判事とも会談する
ギュル大統領は次の日曜日(7月13日)に欧州人権裁判所のルザー・テュルメン元判事を昼食会に招待することを明らかにした。
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( 翻訳者:高岡望結 )
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