爆弾犯の存在を告げる無線連絡受けエルドアン首相、経路を変更
2008年07月15日付 Milliyet 紙

護衛されたエルドアン首相は、ウルス近くで警察からの無線連絡で爆弾犯の存在を告げられたために、経路を変更した。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が首相府本部ビルに向かう際、ウルスでの爆弾犯の存在を警告され経路を変更した。火薬のみいれて銃弾が入ってない小型のピストル一丁を携帯する、民間警備会社に勤務するとされる人物が拘束された。

本紙が入手した情報によると、エルドアン首相は昨日の朝にスケジュールにより、ケチオレンにある家から出発しウルス・チャンクル通りから赤新月社に移動した。閣議のために家を離れたエルドアン首相一行は、ウルス近くで警察からの無線連絡で爆弾犯の存在が告げられた。

通報を受けた後に行われた調査で、退職した元警察官がウルスの中心地にある100年市場の前で不審人物が爆弾準備を進めていたのを突き止め、通報したことがわかった。

155番への緊急通報ののち警察は周囲に警戒措置をとり、B.K容疑者を捕捉・確保した。

■ 銃弾のないピストル

アナファルタラル警察署に連行されたB.K容疑者の所有物とされるかばんを、爆発物取り扱い専門家が調べた。専門家たちは、かばんから爆弾は見つからなかったとした。パソコン用のかばんの中で手帳を見つけた警察は、銃弾が入ってない小型のピストル一丁を押収した。このピストルは購入したものあることがわかった。

民間警備会社で働くB.Kは詳細に尋問される中、いまだに罪になるような証拠はでてきてない。騒然とした状況ゆえに、エルドアン首相の経路は変更された。起こりうる事態を想定して、護衛はエルドアン首相をコンヤ国道経由で首相府まで送り届けた。

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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:14292 )