専門家が「きつくスカーフを巻かないように」と警告 脱毛の原因に
2008年07月16日付 Radikal 紙
専門家は、きつく巻きすぎたスカーフの圧力が、一時的、または永続的な脱毛の原因となる可能性があると公表した。アイデミル教授は、スカーフをきつく巻くことで毛根にダメージを与えると警鐘を鳴らした。
専門家は、きつく巻きすぎたスカーフの圧力が、一時的、または永続的な脱毛の原因となる可能性があると公表した。イスタンブル大学ジェッラフパシャ医学部皮膚科学系教員のエルトゥールル・アイデミル教授は、きつく巻き過ぎたスカーフの圧力が毛根にダメージを与え、脱毛の原因となる可能性があると述べた。
ジェッラフパシャ・医学部皮膚科学系教員のエルトゥールル・アイデミル教授は、スカーフをきつく巻いている人だけでなく、スカーフをかぶらない人でも髪の毛をひっぱってきつく髪を束ねる人は同じ症状になりうると述べた。アイデミル教授は、特別な病気ではなく、また稀にみられるこの状況が一時的な脱毛の原因となる可能性があると述べ、「もしこれが長期間に何度も繰り返されると、永続的な脱毛につながります」と述べた。
アイデミル教授は、脱毛をひとつの要因だけに結びつけることは不可能であることを明らかにし、「この症状は、ひとつの要因だけでは説明することはできません。多くの要素があります。我が国のトルコ人女性は一般的に、鉄分不足、亜鉛不足がみられます。これらも脱毛に影響を及ぼす要素なのです」と述べた。
■ スカーフの巻き方は変えられるべき
アイデミル教授は、予防策について、スカーフの巻き方を変えることが可能と述べた。また同教授は、髪の毛を短くすることもひとつの予防となりうると述べ、「なぜなら長髪は髪が乱れないようにときつくまとめられる可能性があります。このときも髪の毛を引っ張った時に毛先に向かって毛根部分が傷つきます。髪を引っ張る力をおさえる必要があるのです」と述べた。
スカーフをよりきちんと固定するために、スカーフの下に様々な補助帯を付けることは、頭部の風通しを妨げ、このことも脱毛につながるという主張についてアイデミル教授は、「いいえ、そのようなことはありません。湿気が原因となる吹出物ができることはあるでしょう」と答えた。アイデミル教授は、ごく稀にみられるこの症状がスカーフ着用者のみに限ることではなく、きつく髪の毛を束ねたスカーフをかぶらない人たちにも見られる可能性があることを強調した。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
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