イスラエルとヒズブッラーが今日、捕虜交換へ
2008年07月16日付 Al-Ahram 紙

■ イスラエル政府、ヒズブッラーとの捕虜交換に過半数で合意

2008年07月16日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【占領下エルサレム:報道各社】

昨日イスラエル政府は、レバノンのヒズブッラーとの間で捕虜と遺体の交換取引を実施することに過半数で合意した。本日、赤十字を通じてレバノン・イスラエル国境で実現する予定。

イスラエル政府のデビッド・ベーカー報道官は、閣議で投票が行われ、捕虜交換への最終的な承認に過半数の22票が投じられたと発表した。エフード・オルメルト首相がこの決定への支持の先頭に立ち、反対を表明したのは3人の閣僚に止まった。

イスラエルは5人のレバノン人捕虜を解放する予定で、この中にはイスラエルの牢獄内に囚われているレバノン人の首領格であるサミール・クンタールも含まれている。

またイスラエルはヒズブッラーに、過去数年の間にイスラエル軍との衝突で殺害されたレバノン人とパレスチナ人の戦闘員199人分の遺体を引き渡す予定である。

この見返りとしてヒズブッラーは、2006年夏に拘束した2人のイスラエル軍兵士、エフード・ゴールドワッシャーとエルダード・レゲヴの引き渡しを行う予定。第二次レバノン戦争は彼らの拘束事件を受けて勃発した。

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( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:14318 )