オジャランさん!のスローガンの中、民主市民党第2回党大会始まる
2008年07月20日付 Hurriyet 紙

 民主市民党、第2回定期党大会において、アフメト・チュルクが党首に選出された。党大会では、反政府組織のリーダー、アブドゥッラー・オジャランを支持するシュプレヒコールが叫ばれた。

■民主市民党大会の概要
 党大会のため、特に東部および南東部アナトリア地方から訪れた多くの党員は、早朝から大会の開催されるアタテュルク体育館を埋め始めた。体育館の内外でクルド語の音楽が演奏される一方で、観客席は大会の開会に1時間を残して、完全に埋め尽くされた。会場では多くのプラカードと共に、トルコ国旗が注目を集めたが、開会時には今回もトルコ国歌は歌われなかった。

 会場では「社会的性差別に対する闘争のため組織化しよう」、「平等、自由な同胞と共に民主的社会へ」、「自由な女性と共に自由な社会へ、自由な社会と共に民主社会主義へ向かって」、「真の民主主義、それ以外はいらない」、「トルコに民主主義、文化に自由を」、「解決策は軍事作戦にではなく、対話と平和にある」、「今こそ一層の団結と奮闘の日だ」、「消滅でも否定でもない、解決策は民主的な自治」、「民主社会主義の光の下、自由の勝利へと歩んでいる」、といったプラカードが掲げられた。演説のため設けられた演壇には「共に生き、共に解決策を」、「民主的なトルコのため民主的な自治を」という文言が掲げられる一方で、演壇に掲げられたトルコ国旗も注目を集めた。

■「オジャランさん」のスローガン
 アフメト・チュルク、そしてエミネ・アイナが10時に大会会場へと入場した際、代議員や党員らも国会議員らと共に挨拶をした。チュルク、アイナ、そして国会議員らはその後、会場内を共に回り、代議員と握手した。会場には「Biji Serok Apo(クルド語)」、「オジャランさん」といったシュプレヒコールもあげられた。党大会では916人の代議員が投票を行う予定である。

■アルナクは候補辞退
 大会では、マルディン選出の国会議員アフメト・チュルクとマフムト・アルナクが党首候補となっていた。アルナクが候補を辞退し、単独候補がアフメト・チュルクに…。
 アルナクは自身が候補を辞退したことを、大会の演壇から「チュルクには誠実さや友情という借りがあり、彼が候補になるのなら私は候補になることはできない」と説明した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:14327 )