テロから受けた損害、過去25年で3000億ドルに
2008年07月22日付 Yeni Safak 紙

ジェミル・チチェキ副首相は、民族的テロ、クルド労働者党(PKK)のテロが過去25年でトルコへ与えた損害は3000億ドル以上になると発表した。また、南東アナトリア・プロジェクト(GAP)による支出も320億ドルになると明らかにした。チチェキ副首相は、閣議後に行った記者会見で、会議ではキプロスについて話し合われたと語り、またタイイプ・エルドアン首相が北キプロス・トルコ共和国(KKTC)におけるキプロス平和活動記念年の式典に参加したことに触れた。

北キプロス・トルコ共和国の政府とあらゆるレベル、包括的な話し合いがなされたとするチチェキ副首相は、キプロス問題にとって2008年は重要であると述べ、南部で行われた選挙後、新しい交渉や話し合いが始まったこと、2008年がこうした中で重要であると語った。キプロス問題は多くの場面で議題となったこと、トルコ共和国政府としてあらゆる国際的な会議で、時に応じて両者それぞれの側からこの件を議題にしたと説明した。

■ すべての議題を話し合います

記者たちの質問にも答えたジェミル・チチェキ副首相は、「民主市民党(DTP)党首になったアフメト・チュルク氏とエミネ・アイナ氏が『クルド問題を解決するには武器を置くこと』を主張しました。新たな交渉開始のきっかけとなりますか?」という問いを受けて、これが何を意図したのか、何をはらんでいるのかわからないと述べた。

チチェキ副首相は、「しかし今も治安部隊はトルコの様々な場所で作戦を決行し続けています。数日前には治安部隊とわが兵士が死亡しました」と述べた。またトルコのあらゆる問題を議論推考し、民主的な枠組みの中で、民主的な規範の中で話し合われるべきだと説いた。そして、こうしたことが真っ先に話し合われるべき場所がトルコ大国民議会(TBMM)であり、みながそこで意見を明確に述べたとした。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14339 )