エルゲネコン容疑者、武装組織を設立し、運営した罪で起訴
2008年07月26日付 Milliyet 紙

エルゲネコンの起訴状では、ジュムフリイェト新聞主筆のイルハン・セルチュク、元イスタンブル大学学長で教授のケマル・アレムダルオール、労働者党党首のドウ・ペリンチェキ、退役准将のヴェリ・キュチュク、トルコ正教総主教座の報道官セヴギ・エレノル、民族独立運動協会フィキリ・カラダー、そして退役大尉のムザッフェル・テキンが、武装組織を設立し、運営したことで罪に問われた。

エルゲネコン捜査の中で作成された起訴状は、昨日(25日)、イスタンブル第13重罪裁判所によって受理された。同裁判所は、最初の公判日を2008年10月20日の月曜日と定めた。公判はスィリヴリ刑罰執行機構の施設で行われ、容疑者の証言は次の公判日に持ち越されることなく連続してとられる予定だ。

イスタンブル第13重罪裁判所の裁判官は、昨日、起訴状について調査を終了した。第5271条刑事裁判法(CMK)の第170項にある条件を逸していないかどうかを調べた判事団は、起訴状の受理を決定した。
これにより、7月14日に裁判所に提出され、容疑者86名について作成・添付された441冊ファイルと、2455ページからなる起訴状によって起こされた訴訟は、イスタンブル第13重罰裁判所で審議されることになる。

■被害者に行政裁判所のメンバー
起訴状の「通報者」の部分には、ウムラニエのチャクマク街区ギュンギョル通りで手榴弾が押収されたゲジェコンドゥ(不法住宅)の所有者メフメト・デミルタシュの甥、アリ・イイトの父親シェヴキ・イイトの名前が挙げられている。通報した日付として2007年6月12日が記録されている。

起訴状の「殺害された人」 の箇所には、弁護士のアルプアルスラン・アスランが行政裁判所襲撃で殺害した、行政裁判所第2部局の委員だったムスタファ・ユジェル・オズビルギンの名前が挙げられた。
「被害を受けた者」の箇所では、行政裁判所襲撃の際、事件現場にいた当時の第2部局局長ムスタファ・ビルデンと、委員のアイラ・ギョネンチ、アイフェル・オズデミル、そしてアフメト・チョバンオールの名前が挙げられた。

■拘束されたまま
イスタンブル第13重罰裁判所は、勾留中の容疑者を、引き続き勾留状態に置くこと、そして容疑者らの人数が多いことを鑑みて、訴訟をスィリヴリ刑罰執行機構施設で行うと決定した。

■匿名の証人に特別なつい立てを用意
裁判所はまた、その数17人とされる匿名の証人のために、法廷に特別な場所を設けると決定した。10月20日に行われる初公判は、全容疑者の聴取が終了するまで続けられると説明された。
起訴状では、捜査が2007年6月12日に受けた通報の電話によって開始されたこと、その通報の内容が検討され、イスタンブルのウムラニエ区にある一軒の家で27個の手榴弾が押収されたこと、手榴弾とともに確認された人物が逮捕されたことが明らかにされている。

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:14366 )