「エルゲネコンとギュンギョレン爆発事件には関連があるのか?」
2008年07月29日付 Milliyet 紙
民族主義者行動党(MHP)のカラマン選出国会議員であるハサン・チャルシュ氏は、ベシル・アタライ内務大臣に、ギュンギョレンでの爆発事件はエルゲネコン事件と関連があるのかたずねた。
チャルシュ氏はアラタイ大臣からの返答を要求するとともに、トルコ大国民議会議長に提出した質疑書において、イラク北部での空爆でかなり窮地に陥ったPKKが、街を標的とした行動をおこすことが予想されるとした。
「なぜ必要な行動をとらなかったのですか」と述べたチャルシュ氏は、事前に警察に対して情報提供がなされたことに関し、国民の間に一つの憶測が広まっていることを明らかにし、以下のような質問を向けた。「爆発事件で、事前に情報提供はありましたか。もしあるのであればその情報に対してどのような防止措置がとられたのですか。爆発はなぜ防ぐことができなかったのですか。テロを引き受けた者らがいたのでしょうか。エルゲネコンと名付けている作戦と関連があるのでしょうか。テロを実行した犯人、あるいは犯人らは逮捕されたのでしょうか」。チャルシュ氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の返答を要求するとともに、トルコ大国民議会議長へ提出したほかの質疑書では、ギュンギョレン爆発事件直後に、トルコ・テレビ・ラジオ協会(TRT)が、「わが心は君とともに」という映画と「どれだけ我慢できるか!」という娯楽番組を放送したことを伝えた。エルドアン首相に「17人が死亡し、153人が重軽傷を負ったテロ事件は首相にとって報道する価値があるものですか」との質問を投げかけたチャルシュ氏は、報道する価値があるならば、なぜ詳細について番組を中断して視聴者に説明しなかったのか知りたいとしている。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
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