■ パリで開かれた地中海連合会議の開会式でムバーラク大統領とサルコジ大統領がスピーチ
■ ムバーラク大統領は地中海南北の格差是正を呼びかけ
■ 「連合の成功は現状にどう対応するかにかかっている」「最優先課題は投資の更なる誘致と就業機会の増加、食料の安定供給」
■ サルコジ大統領:「私たちはただの隣人ではなく、相互理解に基づくパートナーになりたい。権力の共有と他者への敬意なしには、より良い未来は築けない」
2008年07月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【パリ:本紙記者団】
ホスニー・ムバーラク大統領とニコラ・サルコジ仏大統領は、パリで開かれた初の首脳会議を締めくくるに際し、地中海連合の始動を宣言した。
この首脳会議には世界中から43カ国の首脳が参加し、その大部分が地中海沿岸諸国とEUの代表者だった。首脳会談のセレモニーはサルコジ大統領が参加者を迎えた13日午後に始まった。ムバーラク大統領とサルコジ大統領とは長い会話を交わした後に、二人揃って会場のホールで参加者を出迎えた。その後サルコジ大統領が自身とムバーラク大統領の名で開会を宣言し、ムバーラク大統領が自身とサルコジ大統領の名で閉会を宣言した。
閉会宣言でムバーラク大統領は、連合の目標と、地中海南北間の格差を是正するにあたって直面する課題について手短にまとめた。その演説には今の欧州―地中海諸国間の協力体制を地域の人々のためにさらにレベルアップして、開発と安全の機会を増すための、統括的な構想と新しい発想が含まれていた。
(後略)
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( 翻訳者:根田文佳 )
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