トルコ、ブルガリア両作家協会、協同プロジェクト実施へ
2008年08月04日付 Yeni Safak 紙
トルコ作家協会とブルガリア作家協会は、両国の文学を相互に紹介するプロジェクトを実施する。プロジェクトの枠組みで両国の文学が紹介され、アンソロジーが作成される予定だ。
国境を接した隣国のブルガリアとトルコの間で文学の橋が築かれようとしている。トルコ作家協会とブルガリア作家協会が手と手を取り合って両国の文学を互い紹介するプロジェクトを実施する。在ブルガズのトルコ総領事館とイスタンブル広域市の協力により始められたプロジェクトの枠組みで、トルコ人詩人とブルガリア人詩人の選集(アンソロジー)が作成され、四月には両国でそれぞれ出版される。
プロジェクトのふたつ目の柱は、トルコ人とブルガリア人の作家の作品を相互に翻訳することである。トルコ作家協会のD・メフメド・ドアン名誉会長は、両国の知の蓄積が反映される点で、このプロジェクトが大きな意味をもっていることに注目を求めている。ブルガリア作家協会のニコライ・ペテフも多くの共通点を持っている両国民が互いに十分に理解しあえていないと述べている。
「ブルガリアとトルコの人々の問題は共通です。この点に立って、政治にはできないことを文学が行なうべきなのです。プロジェクトが2カ国間の知識不足を解消すると信じている」
1月にはソフィアで両国の作家たちが再度、一堂に会する予定だ。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:14428 )