■マトルーフ近郊で起きた恐ろしい悲劇的な事故で死者40人・負傷者40人
■フーカ踏み切りでトレーラーが観光バス・乗用車3台・列車に衝突
■ムバーラク大統領、遺族に弔意を示し、負傷者へのできる限りの治療を命令
2008年07月17日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【マトルーフ:アーティフ・マガアーウィー】
トレーラーが列車の車両と観光バスと3台の乗用車に衝突した悲劇的な事故で40人が死亡し、40人が負傷した。事故はマトルーフ市から75km離れたフーカ踏み切りで、列車の通過を待つ間に起きた。
国鉄機構は声明で、列車に衝突した大型トレーラーは、ブレーキに何らかの問題があり、これが事故に繋がったと発表した。
ホスニー・ムバーラク大統領は、マルサ・マトルーフ県のサアド・ハリール知事に連絡を取り、昨晩起きた事故の状況について報告を受けた。また大統領は遺族に心からの弔意を表し、負傷者へのできる限りの保護と、あらゆる治療の必要を強調した。アフマド・ナズィーフ首相もハリール県知事に電話で事故の原因と状況を確認した。
アリー・ムタワッリー保安部長率いるマトルーフ保安部隊の上層部が事故現場に向かい、現場検証や残骸撤去を行い、負傷者を病院へ移送した。同じくマトルーフ県のハリール知事も現場に向かって状況を視察し、とりあえず5000エジプト・ポンドを所帯をもつ死亡者の遺族に、1000エジプト・ポンドを独身の死亡者の遺族に、1日あたり200エジプト・ポンドを全ての負傷者に支払うことを決定した。また重傷の4名については航空機でカイロとアレキサンドリアの病院に移送することが決定された。
一方、アブドゥルマギード・マフムード検事総長は、アレキサンドリア検察の検事正を長とするチームを組織し、事故を直接捜査するよう命じた。
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
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