連続TVドラマ「シルバー」が原因で、サウジアラビアでは興味深い現象が起きている。サウジアラビアのグランド・ムフティー(最高法学者)がトルコのTVドラマの視聴に難色を示し、ある村では衛星放送のアンテナが壊された。
アラブ諸国で反響を呼んでいるトルコのTV連続ドラマについて議論が行われ続けている。サウジアラビアで発行されている経済紙に掲載された記事によると、サウジアラビアのグランド・ムフティー(最高法学者)がトルコのTVドラマの視聴に難色を示し、それを受けて西部のある村では衛星放送のアンテナが壊されたという。
また、サウジアラビアで発行されている「サウジ新聞」に掲載された記事によると、ナジュラン市で農業に携わるある女性が、トルコのTVドラマの放映時間が動物の世話の時間と重なるとして売り払ったという。記事では、サウジアラビアで一日に300万から400万人が視聴しているといわれる「シルバー」「菩提樹の木の下で」という名のドラマを、その女性は視聴していたと記した。
首都ドバイにあるMBKチャンネルが4ヶ月前の4月に放送を始めたTVドラマ「シルバー」と「菩提樹の木の下で」は、アラブ諸国で大きな話題を集めている。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
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