国民教育省職員は分類されていた アレヴィー、左翼、など
2008年08月12日付 Milliyet 紙
国民教育省で働く多くの職員は「アレヴィー、クズルバシュ(アナトリアのアレヴィー)、共産主義者、極左、サバタイ派、アレヴィー組織員、女たらし」といった表現で分類されていた。
エルゲネコンの起訴状の添付ファイルの中にあったある書類によると、国民教育省(MEB)が本部と地方の部署で働く多くの職員を分類していたことが明らかになった。分類された職員たちに関して、「アレヴィー、クズルバシュ、共産主義者、極左、サバタイ派、アレヴィー組織員、女たらし」といった表現が用いられている。
エルゲネコン訴訟の一環として逮捕され刑務所に拘束された特殊部隊の退役少佐であるフィクレト・エメキは、家宅捜査をうけた。そこで分離主義テロ組織に関する多くの報告書と共に、多くの分類報告書も見つかった。
この分類書類の中でもっとも注意を引くのは、国民教育省職員のものであった。「付属の情報メモ」という見出しがついた書類で、国民教育省内のアレヴィー派がリストアップされ、分類されていた。
■ドイツからの命令
リストの下に記載されたメモ書きには、「国民教育省ドイツ委員会のK.B.、N.T.、A.E.、R.C.、T.C.、A.S.という名の職員が、エルフリーデ・シュペンゲルベアというドイツ人から命令を受けたこと、また行ったあらゆる活動の見返りとして上述のドイツ人がこれら職員たち各々に100-150ドイツマルクを支払ったことが立証されている」と述べられている。
この書類が、いつ、誰によって、何の目的で用意されたのかわかっていないが、分類された人々に関して以下のように述べられている。
■さあ、これが分類記録
事務次官C.C.:国民教育省におけるアレヴィー勧誘活動の中心人物。財務局のK.K.やS.G.と連絡を取りながらアレヴィー派組織化のために動いている。現在自分の秘書と不適切な関係を持っている。
事務次官補佐I.B.:アレヴィー派で、組織の一員。
R.S.:アレヴィー派組織の一員、極左思想。
C.A.:極左思想、ラフシャン・エジェヴィトの国民教育省における手先。アレヴィー派と協力関係にある。サバタイ派。
T.Y.:極左思想、アレヴィー派組織の一員。しばし海外へ渡航する。
G.C.:極左思想、アレヴィー派組織の一員。
B.Y.:極左派思想、金と女性にだらしない。
A.S.:病気をもつ、退職済み、これといった思想を有しない。
A.Y.:極左思想、アレヴィー派組織の一員。妻が売春している。
K.K.:アレヴィー派(クズルバシュ)、極左思想。財務局をすっかりアレヴィー派の組織にした。学校から極左派、アレヴィー派(クルド人)の者を国民教育省に引き抜いた。
財務局長S.G.:K.K.の手下で補佐。アレヴィー派組織化の実行者。
H.K.:アレヴィー派
H.G.:アレヴィー派(共産主義者)、極左そして女性に極端にだらしない。 T.K.:アレヴィー派。女性と金に弱い。予備校から賄賂を受け取る。
社会局局長F.S.:アレヴィー派、極左。
A.S.:教育指導局におり、アレヴィー派、極左。
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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14478 )