エルドアン首相のコーカサス同盟に、民族主義者行動党は消極姿勢
2008年08月13日付 Yeni Safak 紙

民族主義者行動党は、エルドアン首相が発表したコーカサス同盟に期待していないことを表明した。

民族主義者行動党オクタイ・ヴラル党派副代表は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の「コーカサス同盟」を良いこととはおもっていないと明かした。ヴラル氏は、トルコ大国民議会で新聞記者と行った懇談会で、「首相が提案したコーカサス同盟(案)は、内容が空虚であり、精査されていない提案です。この同盟は、アメリカ、EU、ロシアをも取り込んでおり、これはどういった同盟なのでしょうか」と述べた。

アメリカはコーカサス地域に位置する国ではないにも関らず、この同盟の中に名を連ねることを批判したヴラル氏は、「コーカサスには平和と安定が重要なのです。ここでの不安定さや激しい展開は、トルコにも深く関連のあるものです。政府にはコーカサス政策というものがありません。コーカサス政策を発展させていくと述べることは不可能のようです。コーカサスで平和と安定を破壊する一歩を誰が踏み出したのでしょうか、そして誰が踏み出させたのでしょうか?これに関して健全な評価付けを行う必要があります」と述べた。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:14483 )