シリア、イスラエルとの和平合意間近と英紙が報じる
2008年08月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア、イスラエルとの和平合意間近と英紙が報じる

2008年08月04日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ロンドン:UPI】

 英サンデータイムズ紙は昨日日曜日、イスラエルのエフード・オルメルト首相が今年の9月とされている自身の辞任の前にシリアと和平合意を結ぶべく、時間との競争をしていると報じた。

同紙によればシリアは遠からずイスラエルと関係を正常化し、イランとの関係を絶つという。その見返りとしてシリアは、トルコを仲介とした両国間交渉の最終ラウンドで合意に達した後に、ゴラン高原を取り戻すことになる。
 
土曜日からテヘランを公式訪問中のアサド大統領は、イラン側のパートナー達に対し、シリア政府はイランとの結びつきを解消してイスラエル側に歩み寄るつもりでいることを伝えると見られる。イランはシリア軍の再建を金銭的に援助し、シリアとの共同防衛協定を最近批准したばかりであり、イラン側との会合は困難を極めるだろう。
(中略)

 同紙によればオルメルト首相が残り2ヶ月でシリアと和平合意に達するのは不可能であり、またイスラエルが1967年以来占領しているゴラン高原から撤退するにはイスラエル議会の承認が必要なほか、国民投票が求められる可能性もあるという。

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( 翻訳者:齋藤睦美 )
( 記事ID:14497 )