ザンジャーンの福祉施設で子供虐待が発覚
2008年07月22日付 E'temad-e Melli 紙

 ザンジャーンの福祉保育施設で3人の子供に対して違法な虐待があったとの報告を受け、福祉庁査察室の専門家らによる特別調査が行われることが決定、調査特別チームがザンジャーンに向かった。

 しばらく前、慈善事業に関心をもち様々な福祉施設で活動してきたある女性から、「ザンジャーン友愛子供保育所」での児童虐待に対する告発があった。「虐待の犠牲となっているのは、ザンジャーンの福祉施設で保護されている3人の孤児です。ザフラー、マルヤム、そしてモハンマド・メフディーの3人の子供たちの体には火傷の痕が残り、その様子を写した写真が世間に出回りました。これらの写真には、子供たちの体に残された火傷の痕がはっきりと見て取ることができます。ザフラーの顔、マルヤムの足、そしてモハンマド・メフディーの首の部分に火傷があることは明らかです」。

 事件発覚を受け、福祉庁行動評価・問題対応室の総局長は、次のように述べた。「ザンジャーンの福祉保育施設で3人の子供に対して違法な虐待があったとの報告に対し、すでに数日前から福祉庁査察室の専門家らによる緊急調査が始められた。この問題では、施設の責任者、教育係、ならびに従業員が主な容疑者として特定されている」。

 セイエド・ホセイン・ハーデモル=ホセイニー総局長は、さらに「主な容疑者として特定された施設の責任者、教育係、ならびに従業員はさらなる調査のため、福祉庁行政違反委員会に送致された」と語った。

 同総局長は「このような事件は稀であることから、調査は迅速に行われることになるだろう」とした上で、「事件が証明されれば、本件は福祉庁行政違反委員会のレベルにとどまらず、司法でも取り上げられることになるだろう。その場合は、福祉庁が告訴人として、容疑者らの処罰を求めることになるだろう」と続けた。

 同総局長はまた、調査チームが事件の現場を調査するためにザンジャーン州に派遣されたことを認めた上で、「福祉庁は虐待を受けたこれら3人の子供たちの弁護士として、事件に関わったすべての違反者たちと対決するつもりだ。〔子供を虐待した施設を〕監督する立場にある責任者の側に職務怠慢があったことが証明されれば、これらの責任者に対しても事件の責任を求めていく」と強調した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:14527 )