民主市民党(DTP)のエミネ・アイナ副党首は、「PKKを話し合いに加えてほしい」と発言したことで反感を買っているが、自分が正しいと思うことは発言し続けると述べている。
アイナ副党首は、爆弾事件を「戦争の一部」と位置づけた。
■「血の復讐に姿を変えた」
自らの発言が世論で、そして民主市民党内で議論の的となったアイナ副党首は、トルコ軍のPKKとの戦いが血の復讐に姿を変えたと主張した。アイナ副党首は、トルコではこれまでクルド人による多くの反乱が問題となったが、これらの反乱が抑圧、殺戮、死刑といった方法で鎮圧されてきた主張し、こう続けた。
「ある反乱が鎮圧されても、クルド問題を起こす原因が解決されないため、次の反乱が起きてくると言われます。
今日も同様のことが行われています。皆さんは血の復讐をどのように解決しますか?相手に会って、両者が合意できる点を見つけるでしょう。もし『われわれ側はこれだけ殺された』、と数を出したら、これは解決することはできません。あるいは『われわれはあなたたちを何としても殺害する』と言ったら解決はしません。
アイナ副党首は、軍がテロとの戦いでより多くの権限を求めていることに関し、以下のように批判した。
「軍の理屈であり、軍国主義者的考えだ。反民主主義以外の何ものでもない」
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( 翻訳者:田辺朋子 )
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