シリアとレバノン、初の外交関係樹立で正式合意
2008年08月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ 多くの危機の後でアサド大統領とスレイマーン大統領が首脳会談
■ レバノンとシリア、外交関係を結ぶことで合意

2008年08月14日付クドゥス・アラビー紙(英)HP1面

【ダマスカス、ベイルート:本紙】

シリア高官が水曜(13日)の晩に明らかにしたところによると、レバノンのミシェル・スレイマーン大統領とシリアのバッシャール・アル=アサド大統領との間で会談が行われ、大使レベルでの外交関係を結ぶことで合意、“即日”実施手続きの検討を始めることになった。

シリア大統領の政治顧問ブサイナ・シャアバーンは記者団に対して、「シリア・レバノン間の同胞関係強化のための外交関係樹立宣言」という題の声明を読み上げた。この声明には、「国連憲章と国際法に沿って、シリアとレバノの間で大使レベルでの外交関係を樹立することで両大統領が合意した」「両国の外務大臣がそれぞれの国内法の原則に則って、即日、必要な措置を講じるよう任じられた」と記されていた。この声明は、拡大会議に続いてスレイマーン大統領とアサド大統領が二者会談を行った後に発表された。

両国は先月、初となる外交関係の樹立を発表していたが、昨日13日の合意はこの関係を公式に最高レベルに置くものとなった。

ミシェル・スレイマーン大統領は昨日、初めてとなるシリアへの公式訪問を開始していた。その目的は、両国がフランスから独立を果たした時代にまで遡るものも含め、両国間に様々な危機が起きた後に、関係を改善することにあった。レバノンとシリアの関係は、2005年2月のラフィーク・ハリーリー前レバノン首相暗殺と、同年4月のシリア軍撤退以降悪化していた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:根田文佳 )
( 記事ID:14623 )