イラク内政:中国との油田開発契約、アブー・グレイブ刑務所改修他
2008年09月04日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ アル=アフダブ油田開発、汚染防止、アブー・グレイブ刑務所の改修

2008年09月04日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HPイラク情勢面

【バグダード:本紙】

閣議は、中国企業と北部石油会社によるアル=アフダブ油田開発生産契約を承認した。契約は、双方の間で既に基本的合意が成されている。また、水質汚染を食い止め水経由の病害を防ぐ政策立案のため、保健相を長とする委員会を形成する事、並びに、アブー・グレイブ刑務所の改修復旧事業契約に関わる手続きに関し、国防、内務、法務の三省による委員会形成をとの国防省提案を承認した。

アブー・グレイブでは、収容者に必須の要件を満たす事が求められており、また、前政権の犯罪に関する博物館のような施設の保守、並びに刑務所を内外から防衛するためのセクションが造られる。建築・住居・商業省関連企業に事業契約の優先権が与えられる。

また閣議は、ナザーハ(清廉)委員会*の職員につき、条件に応じて給与の50%までの特別支給を承認した。これは国営企業職員並びに国家公務員の賃金に関わる法の第15条に基づいている。

さらに法律委員会の修正案を考慮に入れた賞与に関する法案も承認された。

*連合国暫定当局(CPA)のブレマー文民行政官により設立され、その後国会に属す機関となった。政府機関の汚職監視機構であるが、同組織自体が汚職疑惑で話題となった。

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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:14633 )