エレバンでの光景を皆が切望 -トルコ国内のアルメニア人社会に期待感
2008年09月05日付 Hurriyet 紙

ギュル大統領が予定しているエレバンへの歴史的訪問はトルコ国内のアルメニア人社会に期待感をもたらした。タクスィムスポーツのガロ・ハマジヤン代表は「フラズダン・スタジアムで我が国の応援席に座り、我が国の国旗を手に応援するつもりだ」と述べ、シシュリ・スポーツのガザロス・ウナン代表も、「皆が待ち望んでいた光景が現実となるだろう」と付け加えた。

 アブドゥッラー・ギュル大統領が、アルメニアのサルキシャン大統領からのアルメニア対トルコのサッカー試合を一緒に観戦しようという誘いを承諾したことは、トルコ国内のアルメニア人団体が創設し、「タクタクタク、シムシムシム、タクスィム、タクスィム、タク」という声援で有名となったタクスィムスポーツとシシュリ・スポーツに興奮をもたらした。タクスィムスポーツ・クラブのガロ・ハマジヤン代表は、「我々は70名ほどのグループでアルメニアに行くつもりだ。他の団体を合わせると250名にもなる。試合が行われるフラズダン・スタジアムで我が国の応援席に座り、国旗を手に応援するつもりだ」と述べた。ハマジヤン代表はトルコ・サッカー連盟の要請でトルコ対チリ戦を観戦しにトルコを訪れたアルメニア・チームの監督のジャン・ポールセン氏に自らがアテンドしたことを明かし、「天気も良い。アルメニアにいる我々の仲間は大いに期待をして我々を待っている」と話した。

■ギュル大統領に特別な声援

 シシュリ・スポーツ・クラブのガザロス・ウナン代表も、「ギュル大統領のこの歴史的な決断に、我々もスタンドに座って答えるつもりだ」と述べ、ギュル大統領のために特別な声援を用意したと話した。ウナン代表は次のように続けた。「どんな試合でも些細な抗議は起こりうる。その他は万事、友好的に行われるだろう。在外アルメニア人らもこの試合に非常に関心を寄せている。この試合では二人の大統領と選手らに限らず、我々の兄弟であるトルコ人たち、在トルコのアルメニア人たち、またアルメニアのアルメニア人、さらには在外アルメニア人たちも一堂に会する。皆が待ち望んでいた光景が現実となるであろう」

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:14641 )