マーケット、10月に金利引き下げを期待
2008年09月06日付 Yeni Safak 紙
中央銀行のドゥルムシュ・ユルマズ総裁の「金利の引き下げの可能性がある」という発表は、マーケットでは「10月に金利引き下げがある」という形で解釈された。石油や物価の下落が、金利引き下げの基盤をつくったと推測されている。
「適切な金利の引き下げも含め、あらゆる政策の可能性」を検討するという趣旨のドゥルムシュ・ユルマズ中央銀行総裁の発言は、金利引き下げの期待を高めた。ビズィム証券のポートフォリオマネージャーのセルダル・セルト氏は、金利に関する発言の下で、市民社会団体と政府が銀行にかける圧力も影響を及ぼす可能性があると語った。セルト氏は、「この枠組みの中で、2009年に行われると予想された金利の引き下げが10月までに起こりうると考えています」 と語った。
アナトリア投資会社の財務アナリストのハリル・レチベル氏は、中央銀行はこれまで海外マーケットの問題のため、金利を引き上げる際、寛大に振舞ってきたと述べ、「現在、マーケットは縮小傾向に入りました。欧州中央銀行を含め、金利引き下げを行うと期待されています」という評価付けを行った。レチベル氏は、 問題となっている生産市場とともにヨーロッパから来る前向きなメッセージが中央銀行の決定に影響を与えると予測し、「金利引き下げは10月にありえます。今後、金利が適切な水準で低下する時期に入る可能性があります」と語った。
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( 翻訳者:富田祐子 )
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