ババジャン外相、アルメニアとの外交対話、今後はもっと頻繁に
2008年09月11日付 Milliyet 紙
国連総会を契機にアリ・ババジャン外相、アルメニアのエドワード・ナルバンディヤン外相、アゼルバイジャンのエルマル・メメディヤロフ外相の3者会談実現が確実となった。
ババジャン外相は、アルメニアとの関係について、「これからは外交面でも、政治的なレベルでも対話がより頻繁に行われるでしょう。われわれは今このような展開の中にあいます」と述べた。
ババジャン外相は、昨日NTVに行った発表の中で、エレバンへの訪問でナルバンディヤン外相と詳細に話し合ったと述べた。「アルメニアとアゼルバイジャン両国関係で問題解決に進むことは、トルコとアルメニアの関係にも前向きな影響を及ぼすでしょう。こうした関連性において、現在このふたつの両国関係が相互に並行した進展段階にあること述べています。ナルバンディヤン外相へは外務大臣として会談することを提案しました。アルメニア側はこれを受け入れました」という表現を用いた。
■ 3者会談はニューヨークで
この発表の後、外務省スポークスマンであるブラク・オズゲルギンは、ババジャンとメメディヤロフ両外相との間で電話会談が実現し、ニューヨークでの3者会談に関しアゼルバイジャン側により前向きな態度が示されたと伝えた。このように国連総会を契機に、トルコ、アゼルバイジャンそしてアルメニアの外相たちによって3者会談が行われるという見方が確実となった。
ババジャン外相は、アルメニアによるトルコに対する領土返還要求に関する質問には、「しばらくの間続いている外交面での往来と、アブドゥッラー・ギュル大統領訪問の際にアルメニア大統領セルジ・サルキシャンとナルバンディヤン外相から受けた印象が、目下アルメニアで解決のための強力な意思があるとの方向性を示しています」と述べた。
トルコとアルメニア両国関係におけるここ最近の展開に関しなにか道筋を見つけたかどうかとの質問について、エレバンでの会談で今の展開を加速するという決定を下したと返答して、ババジャン外相は次のように言葉を続けた。
「これからは外交面でも政治的なレベルでも対話がより頻繁に行われるだろうと見ているし、そのような展開の中にわれわれはいます。希望的観測になるにはさまざまな理由があります。最も重要なのは政治的意思であり、アルメニア側では解決は重要な位置づけにあると感じました。数々の問題に向けられた解決方法を見つけるにつれ、当事者ではない国々に「あなた方に何か関係でも」と述べる可能性が、アルメニアにもわれわれにもあるでしょう。」
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( 翻訳者:小野寺香織 )
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