イスタンブル、最近の店舗賃貸料はニューヨーク並み
2008年09月12日付 Milliyet 紙

トルコで、ショッピングモールや通りに面した店舗での賃貸料が高騰したと述べるグロリア・ジーンズ・カフェ(GJC)最高経営責任者のナビ・サレフ氏は、来期にはこの賃貸料が低落すると期待していると話した。

サレフ氏は、「よい立地条件を確保するために浪費する必要はない。我々の事業は、初日からお金を稼ぐことではない。店舗は何があってもオープンする。待つことが大切だ」と話した。
グロリア・ジーンズ・カフェ・トルコのビルゲハン・カラクイ社長は、「立地条件のよい場所で店を開くためには、 32,000~35,000ドルを出す必要がある。ニューヨークの有名な5番街でさえ、この金額は50,000ドルだ」と話した。

サレフ氏は、オーストラリアに本店を持つグロリア・ジーンズ・カフェの売上高をみても、国外市場部門では米国に続く2位にトルコが来ていることに触れた。同氏は初めて訪問したトルコで、自社店舗及び同業者の店舗を視察したと述べ、「トルコ市場には8年前に参入した。市場がより拡大することを見込んでいる」と話した。
イスタンブルにある35店舗を筆頭に、(国内)70ヶ所に店舗を持つグロリア・ジーンズ・カフェは、年末には76店舗にまで拡大することを目標としている。


■1日100万杯

サレフ氏は、昨年7億5千万ドルの売上高を得たグロリア・ジーンズ・カフェが、今年は10億ドルの売上高を目指していると述べ、会社組織と目標について、以下のように述べた。
「我々は、1000店舗を持つ、世界で2番目に大きいコーヒーチェーンだ。来年には新たに20ヶ国で店舗を開く。現在、1日につき100万杯のコーヒーを売っている。現在市場には、2万店のコーヒー店がある。この数字が5~6年以内に15万店舗に到達すると予想している」

トルコ・グロリア・ジーンズ・カフェでは、年間60トンのコーヒー豆パックが消費されていると話すサレフ氏は、「世界展開する32ヶ国へのコーヒーは、シドニーにあるコーヒー焙煎・袋詰工場から来る。ロッテルダムの新工場への設備投資は、来年6月に完了する。この新工場から17ヶ国へコーヒーを納入する。それにより、船の貨物輸送料のような料金に影響しやすい費用が減る」と話した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:14688 )