息子を割礼したトルコ人父親、ドイツ人母親から告発される
2008年09月16日付 Milliyet 紙
出稼ぎ労働者のアフメド・Z(45)さんは、8才の息子ファーティフくんとともにトルコへ里帰りに来た。里帰りの際、ファーティフくんは割礼を受け、そして二人はドイツへ戻った。
ファーティフくんは、ドイツ人の母親ナンシー・Mさん(27)にトルコでの体験を話した。母親は息子が割礼を受けることを認めておらず、すぐに告発した。息子が苦痛を受けたと述べる母親は、離婚した前夫(Z)が悪意をもってこれを行ったと考えている。母親ナンシー・Mさんの弁護士であるドリス・ロレンツ氏は、ファーティフくんに割礼がなされなければいけない医学的な必要性はなく、父親が親権に反するふるまいをしたと主張した。
■トルコで施術した方が安かった
父親は自分を弁護し、「ドイツでも割礼を施すことはできた。しかしトルコの方がより経済的だった」と話した。拘束された父親は、最高10年以下の懲役刑を科すことができる傷害罪で裁判にかけられる。この事件を報道した独ビルド紙は、割礼がムスリムの伝統の一つであり、田舎ではこれが消毒の無い環境で行われていると指摘した。長い間、別々に暮らしているこの夫婦には、もう一人ヤセミンちゃんという10才の女の子がいる。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
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