民主市民党の解党請求裁判、今日、被告側の口頭弁論
2008年09月16日付 Yeni Safak 紙
民主市民党は、解党請求裁判に関する口頭弁論を今日行う。民主市民党の口頭弁論は、党首のアフメト・チュルク氏、バトゥマン選出国会議員のベンギ・ユルドゥズ氏、シュルナク選出国会議員のハシプ・カプラン氏、弁護士のバフリ・ベレル氏とメブセ・テカイ氏が行う。チュルク氏の口頭弁論では、クルド問題の解決における民主市民党の必要性を説き、解党されればクルド問題は厳しい情況に追いやられると強調する模様。
最高裁判所共和国検事総長のアブドュッラフマン・ヤルチュンカヤ氏は、民主市民党が「国家と国民の不可分な一体性(という国是)に反する活動の中心にある」という点で、またその活動が国家の独立性に対立するという理由で、解党請求裁判を行った。解党請求裁判は口頭弁論の段階に進んだ。
■ クルド問題を厳しい情況とする
チュルク党首は、クルド問題の民主的・平和的な方法での解決のため、民主市民党の重要性を指摘し、同党の解党でクルド問題が厳しい情況に追いやられると強調するだろう。民主的な国では政党解散ということはないと指摘したチュルク氏は、解党が私たちの国でこれほど頻繁にあるということは民主主義の原理と矛盾していると述べる模様。
■ 解決策を議会で求めている
チュルク党首は、武力を用いず議会でクルド問題を解決するため民主市民党を設立したと主張する予定で、議会を解決の場とみなし、国会進出を選択したため、自党を解党すべきではない、と弁論する模様。同党首は、民主市民党が国家分裂を引き起こす党でないと強調し、また「真の分裂派は、統一国家で平和的な解決策を模索する民主市民党の解党を望んでいる人たちです」という見解を語る予定。
■ 裁判所の前での活動
様々な市民団体のあるグループの女性が、憲法裁判所の前で記者会見をし、「民主市民党の解党反対」を望んだ。「本当の民主主義はない」というプラカードを持ったグループはその後解散した。
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( 翻訳者:白石百合子 )
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