デニズフェネリ事件でドイツとトルコを結ぶ証拠書類 CHP議員が公表
2008年09月23日付 Milliyet 紙

共和人民党のケマル・クルチダルオール氏は、ドイツにおけるデニズ・フェネリ裁判での有罪者メフメト・ギュルハン氏がチャンネル7理事会のゼケリヤ・カラマン会長に「トルコでの全仕事を委ねた」ことを示す証拠書類を発表した。

共和人民会派代表代理のケマル・クルチダルオール氏は、ドイツでのデニズフェネリ協会裁判での有罪者メフメト・ギュルハン氏がチャンネル7理事会のゼケリヤ・カラマン会長を「トルコでの全仕事を委ねたことに関する」2007年作成の証拠書類を発表した。

クルチダルオール氏は、トルコ大国民議会(TBMM)で行われた記者会見で、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の「貧困・不正・違法行為との闘い」とのスローガンを、国民はもはや重んじないと語った。「今や、公正発展党と首相は不正を行う者たちの最大の擁護者となっている」と述べ、以下のように続けた。

■ 不正への擁護

「ドイツ史上最大の詐欺裁判でトルコで犯行を行ったとして裁判にかけられた人物は、今日ラジオ・テレビ高等機関のトップであり、エルドアン首相の擁護の下にある。首相に問いたい:

ドイツにおける詐欺裁判のトルコでの実行犯の一人として名前が何度もあがる人物を、ラジオ・テレビ高等機関のトップと見なすことをどうご理解されておられるのか?チャンネル7を共に設立したため、ザヒド・アクマン氏を擁護するのでしょうか?この擁護は同罪ではないですか?こうした振舞いをいかなる了見でおこないですか?

ドイツにおけるデニズ・フェネリ事件と同様に、チャンネル7が海外収益を公式の帳簿に記録しなかったことは政府の報告によって確定されたにも拘らず、この報告書を隠蔽し検察へ送らなかった資本市場評議会(SPK)会長のトゥラン・エロル氏を、いかなる了見で留任させているのでしょうか?もし不正と闘うあなたのご計画がこうした意味でつくられているなら、その名は「不正との闘い」ではなく、不正への擁護である。

(後略)

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14754 )