■イスラエル首相、アッバース大統領との会見に不満を表明
■和平交渉の前進に失敗

2008年09月01日付クドゥス・アラビー紙（イギリス）HP1面

【ナザレ：本紙記者ズハイル・アンドラウス】

　イスラエルのエフード・オルメルト首相とパレスチナのマフムード・アッバース大統領は昨日日曜日、オルメルト首相率いるカディマ党が後継党首を選ぶ来月までに米政府へ提出するための文書に関する協議で、展望を開くことができなかった。オルメルト首相はアッバース大統領とのエルサレムでの会談の際に、米政府が設定した目標に添って、パレスチナとイスラエルとが年内に和平合意に到達するよう努力すると誓った。

　エルサレムでの会談の際、記者たちのカメラの前でオルメルト首相はアッバース大統領と握手をし、もう片方の手で議長を指しながら、「われわれは今年中にアナポリス中東和平会議でのロードマップを履行しなければならない」と英語で述べた。両者の間で行われたこれまでの会談での写真撮影の際には、こうした発言が出ることがめったに無かったため、アッバース議長は驚いたようだった。

（後略）

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（ 翻訳者:齋藤睦美 ）
（ 記事ID:14774 )