エジプト南部国境付近で外国人旅行者が武装集団に誘拐される
2008年09月25日付 Al-Ahram 紙

■ エジプト、旅行者の解放と武力行使回避のため、ドイツ、イタリア、ルーマニアと協力

2008年09月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:アフマド・ムーサー】

 エジプト高官筋は、外国人旅行者の誘拐犯がエジプト人であることを否定した。また同筋は外国人旅行者とエジプト人アテンダントの解放に向けて、スーダン政府との調整と尽力を継続すると明言した。誘拐犯たちはチャドあるいはスーダンから来たことを、あらゆる証拠が示している。

 誘拐された観光会社オーナーのエジプト人、イブラーヒーム・サービルは妻への連絡を続けており、妻は昨日の朝7時と一昨日夜8時の二回、電話で連絡を受けて彼らの安否を確認している。しかし彼は誘拐犯たちがスーダン領内の拘束場所を移動させたと明言した。

 我々が得た情報によると、この誘拐事件のフォローアップにあたる高レベルの対策室が設置され、エジプト、ドイツ、イタリア、ルーマニアが参加している。対策室は先週金曜日に誘拐されたドイツ、イタリア、ルーマニアの旅行者11人と、エジプト人8人のために働きかけている。

 各方面から技術や援助が結集されて、武装集団が誘拐した人々と共にいる場所が特定された。誘拐された人々の解放のため、武力行使は避けられている。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:14797 )