バイカルCHP党首、イスラームの価値観を存続させよう
2008年09月30日付 Yeni Safak 紙
共和人民党(CHP)党首のデニズ・バイカル氏は祖父がイマームを務めたアンタリヤのパシャモスクでバイラム(祝祭日)の礼拝を行い、出口で合同会見を行った。イスラムの価値、原則、真髄を確認し、そして重要な人物を思い起こす必要があると述べたバイカル氏は、母国、国民にとって良い日々がやってくるのは期待できると語った。
バイラムを故郷のアンタリヤで迎えた共和人民党党首のバイカル氏は、祖父がイマームを務めたモスクで礼拝後、出口で国民たちと祝福しあった。その後報道関係者に短い会見を行った。イスラム世界、全国民のバイラムを祝福した後会見を始めたデニズ・バイカル氏は、ラマザン月はまだ少し残っていると述べた。もう少しでやってくるバイラムは、人々が自分を見つめなおす好機だと述べるバイカル氏は、「バイラムは我々にとって、自身を見つめなおすチャンスです。このように自分自身を把握することは必要です。我々の宗教の価値、原則、真髄を確認する機会にしなければなりません。我々はとてもつらい日々を過ごし、大きな困難を経験してきました。そうした状況の中で我々一人一人が自分に見合った役割や義務、個々人に見合った義務を思い起こす必要があります」と語った。
「イスラムの真の価値、原則、生活様式を存続させ、一人一人に思い出させねばなりません」と会見を続けたバイカル氏は、人々があまりにも目先の損得だけを考えていると批判した。また人々が自分の利益、権力、富への欲望を第一に考えていると述べ、これらを問いなおす必要があるともう一度強調した。バイカル氏はバイラムがこうしたよい機会であると述べ、以下のように続けた。「我々は、一人一人より謙虚で、公正で、良い生活を送らなければなりません。そうしたうえで自身を見つめなおさねばなりません。バイラムはそのチャンスです。私はそれを感じます。すべての国民、イスラム教徒のバイラムを心から祝福しています。願わくば、将来すべてがより良くなりますように。今までの出来事から学びましょう。より良いことを一緒に実現しましょう」
バイカル氏はその後コンヤアルトゥモスク通りに止めてあった車へ歩いて向かった。車に乗る際、バイラムを祝う子供に応えたバイカル氏は、そこで予想外の出来事にあった。バイカル氏が車が動くのを待っていると、ラディカルケマリスト党の創設者を名乗るヤシャル・パシャオールという人物が「公正発展党政権は辞職しろ」というスローガンを投げかけた。私服警察によって遠ざけられようとしていたパシャオールは、バイカル氏が離れてしばらく後も、活動を続けていた。
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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14805 )