■サウジアラビア、国連安保理に入植地問題を調査するための臨時会合を求める
■アブルゲイト外相とライス長官が望ましい決着にいたるための交渉の後押しで合意

2008年09月24日付アル・アハラーム紙（エジプト）HP１面

【ニューヨーク：ターリク・ファトヒー、諸通信社】

サウジアラビアは一昨日（22日）、パレスチナ領内でのイスラエルの入植継続を調査するため、安全保障理事会に閣僚レベルでの臨時会合の招集を公式に求めた。サウジアラビアのアブドゥッラティーフ・サッラーム国連代理公使が、今月の安保理議長であるブルキナファソのミシェル・カファンドゥ氏に書簡で提出した。

これと並行して、エジプトのアフマド・アブルゲイト外相とアメリカのコンドリーザ・ライス国務長官の会合が一昨日、ニューヨークで行われた。エジプト外務省の公式報道官が公表したところでは、アブルゲイト外相とライス長官は、望ましい決着に至るために、パレスチナとイスラエルが交渉を完了させられるよう、双方への後押しを続け必要性で合意した。

一方、エジプトのマーギド・アブドゥルファターフ国連常任代表が明らかにしたところでは、アラブ委員会の諸会合やニューヨークでの外相会談の基本的な目的は、パレスチナ・イスラエル間交渉の現状を記録し、この件に関するこれまでの成果を確認することだという。

カイロでは昨日、オマル・スレイマーン情報長官がファタハ中央委員会のメンバーであるナビール・シャアス氏に率いられたファタハ代表団と会談を行った。これは、エジプトがパレスチナの分裂状態を終結させるために各派と行っている二者会談の一環である。

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（ 翻訳者:鈴木啓之 ）
（ 記事ID:14814 )