新しいトルコリラ紙幣はどんなデザイン?
2008年10月03日付 Yeni Safak 紙
トルコ中央銀行は通貨の単位から6ケタ「0」を取り去り、YTL(新トルコリラ)を発行したが、このたび1月1日以降流通し始めるトルコ・リラ(TL)紙幣と(補助通貨の)クルシュ硬貨を公開した。
YTLで最も高額の通貨単位が100であったのに対し、TLでは200となる。YTLで最も少額の硬貨であった1YTLは廃止され、1TLが唯一の硬貨として発行される。
新しいトルコ・リラ紙幣にはユヌス・エムレのような、現行とは異なる図柄が採用される。紙幣の長さも縮まる。視覚障害者がそれぞれの紙幣を判別出来るようなデザインも取り入れている。
■ TL(トルコ・リラ)の有名な図柄
中央銀行のドゥルムシュ・ユルマズ代表は2009年10月1日付けで発行される紙幣を公開した。
新紙幣の図柄は多数の選択肢の中から選んだと述べるユルマズ代表は、紙幣の図柄に採用される人は社会に認められた人、知識人、国民的英雄そして芸術家であることに重点が置かれたと述べた。5TL札にはアイドゥン・サユル教授の肖像画が採用され、10TL札にはジャヒト・アルフ教授の肖像が使用されている。
また10TLには「アルフ不変量」「アルフ環」といった数学における定数が描かれている。20TL札にはというと、ガージ大学の学長ビルと建築家ケマレッティンの肖像画が採用されている。
50TL札にはファトマ・アリイェ夫人の肖像画が採用されている。裏面にインク壺、羽ペン、本そしてアリイェ夫人の肖像が描かれている。
100TL札には著名な音楽家イトリの肖像画が採用された。イトリは古典的トルコ音楽の創始者として知られている。200TL札にはユヌス・エムレの肖像が描かれている。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:14827 )