チチェキ副首相、「ハッキャーリでのテロ攻撃、タイミングに深い意味がある」
2008年10月04日付 Yeni Safak 紙
国務大臣兼副首相のジェミル・チチェキは、ハッキャーリ県シェムディンリ郡の国境警備詰所にしかけられた攻撃のタイミングが、越境軍事行動許可が議会で審議される日程と重なったことに意味があると語った。
ギュルテン夫人とともに休暇をサカリヤ県サパンジャ郡にあるギュラル・サパンジャ・ウェルネス・パーク・ホテルで過ごしたチチェキ大臣は、テロ対策高等委員会の会議のため、アンカラへ向かった。
チチェキ大臣は、サカリヤ県知事ヒュセイン・アタクと、サカリヤ広域市長アズィズ・ドゥランに見送られた。チチェキ大臣はホテルから出発する際に行った記者会見で、反逆的な攻撃が国民すべての心を傷つけたと話した。イラクでの権力の空白が、トルコをテロ攻撃しやすい状態にしていると強調したチチェキ大臣は、この権力の空白がテロ根絶に深刻な困難をもたらしていると指摘した。
チチェキ大臣は、昨年議会から越境軍事作戦に関する権限が与えられたと説明し、今回の攻撃が越境軍事行動の延長許可が議会で審議される日の前日と重なったことに深い意味のあると述べた。
チチェキ大臣は、「全ての国民に哀悼の意を表します。負傷した兵士の皆さんには一日も早く回復されるよう祈っています。今回の攻撃はすべての国民を心から傷つけました。政府として越境軍事行動許可を一年延長することが適切であると考えました。この件は水曜にトルコ大国民議会で話し合われる予定です。越境軍事行動の権限を何度も行使しました。必要とあらば、今後も行使し続けるでしょう。テロの根を掘り起こすため、固い決意を持ってテロとの戦いを続けていきます。このことを我々がこう考えていると全ての人が承知するように」と話した。
チチェキ大臣は、テロがトルコのみの問題ではなく、この世界の一つの現実であると強調した。
チチェキ大臣は、テロとの戦いは国際的な協力が条件であると説明し、次のように語った。
「国際的な協力がないままのテロとの戦いは、時に行き詰りを見せます。トルコはトルコ自身の努力でテロとの戦いを続けています。この戦いは多くの側面をもった戦いなのです。武力闘争とともに、国内外にあるテロの根を枯らすという点で、我々の戦いは続いています」
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( 翻訳者:杉田直子 )
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