民主市民党、北イラク越境攻撃関連法案延長の拒否を呼びかける意向
2008年10月07日付 Milliyet 紙
アクチュチュン国境警備隊への襲撃で15人の兵士が殉職した後、越境軍事行動許可を一年延長する法案が明日トルコ大国民議会で記録的な賛成を得て承認されるとみられる。
公正発展党(AKP)、共和人民党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)は党を挙げて法案を支持する一方、民主市民党は「反対」票を投じる予定。民主市民党はクルド系の議員たちにも「法案には反対を」との呼びかけを行うことを決定した。
共和人民党会派代表代理であるハック・スハ・オカイ氏も、グループ決定は下さなかったが、南東部出身の国会議員を含むすべての共和人民党員が法案に賛成すると考えていると述べた。民族主義者行動党会派代表代理のオクタイ・ブラル氏もまた、「皆さんご存知のある一つの政党(民主市民党)を除いた各政党が、まず話し合いを行い、合意を得て、国会総会で法案について話し合わずに投票だけ行うことを提案します」と述べた。
民主市民党は国会で会派に所属する政党と各政党内のクルド系の議員に「法案にノーと言ってください」との呼びかけを行うことを決定した。民主市民党のバトゥマン選出のベンギ・ユルドゥズ議員は、殉職した兵士とPKKの党員たちに「われらの息子たち」と呼びかけ、「法案が拒否されるかどうか、クルド系議員に大きな責任がかかっているのだ」と述べた。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
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