民族主義者行動党党首、北イラクに緩衝地帯を設けるよう訴える
2008年10月08日付 Yeni Safak 紙
民族主義者行動党(MHP)党首デヴレト・バフチェリ氏は、テロリストがトルコへ侵入するのを防ぐために、トルコ国軍は北イラクに「緩衝地帯」を設けるべきだと訴えた。
民族主義者行動党・党首デヴレト・バフチェリ氏は、政府はただちにテロリストを殲滅することも視野に入れた、より深部での作戦のための政治的な指令を発令すべきだと訴えた。党内の党派会議で発言したバフチェリ党首は、北イラクに緩衝地帯を設けることを望むと語った。同党首は、政府はテロリストを殲滅することも含めた、深部での作戦のための政治的な指令を発令する必要があると語り、「テロリストを優位にしてきた、われわれの姿勢の弱さに終止符をうつため、過去に我々が提案したことを繰り返します」と話した。
■法案を支援する
以前に発表した「緩衝地帯」の提案をも繰り返したバフチェリ党首は以下のように語った。「北イラクでのトルコへの侵入が確実に防がれるよう、近隣国の土地に、制止策のため北イラクの具体的に適した土地から始められるように、トルコ国軍により『緩衝地帯』が設けられるべきだ。これらが今回、実施されないとしたら、越境軍事作戦権を認める法案の施行が世論によって議論され、社会の「テロとの闘い」に対する信頼が揺さぶられることは避けられないだろう」。バフチェリ氏は、ますますテロの危険性が増してきたこの期間において、協議事項の筆頭にくる「越境軍事作戦」のため、政府に許可と権限を与える法案の重要性がさらに増したと話した。
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( 翻訳者:牧 史織 )
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