「壮麗王スレイマン」の肖像画、125YTLで売却
2008年10月09日付 Milliyet 紙

イギリスの有名な競売会社サザビーズで昨日行われ、貴重な作品が売りに出された「イスラム世界の芸術作品」と題されたオークションで、目玉作品の一つ、立法者スルタン・スレイマンの「壮麗王スレイマン」の肖像画が、50万5250スターリン(約125万3000新トルコリラ・日本円で約8865万円)で売却された。

イタリアの画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオによって1538年にヴェネチアで完成された縦72.4センチ、横61センチの油絵の購入者の身元は伏せられた。オークションは42万スターリン(約7200万円)という価格で終了したが、購入者が仲介料と税金を含め50万5250スターリン(約8700万円)を支払うことを明らかにした。この肖像画はフェデリーコ2世・ゴンザーガのために描かれたと推測され、1961年に現在の所有者により購入され、ロンドンへ持ち込まれた。油絵が売却される際、購入候補者の中にはトルコ人たちもおり、熾烈な争いが行われた。しかし、オークションの最後には電話でオークションに参加し、名前が明らかにされなかった人物が絵を落札した。何百もの作品が売買されたオークションではオスマン時代に関する貴重な盾やこの盾についている皮製のカバーも45万7250スターリン(約7846万円)で売られた。

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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:14872 )