宗務官として勤めた後、無神論者となったドゥルスンのためのサイト、判決により閉鎖
2008年10月14日付 Milliyet 紙

宗務官として勤めた後、無神論者になり、1990年に殺害されたトゥラン・ドゥルスン氏のために開設されたインターネットサイトが裁判所の判決によりアクセスが禁止された。

ドゥルスン氏のためにほかの者の名前で開設されたサイトでは判決が批判される一方、アクセス禁止を訴えたのは、かつて進化論を擁護したリチャード・ダウキンス氏のサイトを閉鎖させ、アドナン・ホジャとして知られるアドナン・オクタル氏である可能性が明らかになった。

■ボランティアが開設した
あるボランティア団体によってドゥルスン氏のために開設されたwww.turandursun.comというインターネットサイトは、同時に無神論者たちを集めることを目的としたプラットフォームとして機能していた。トゥラン・ドゥルスン氏の論文も掲載されているサイトへのアクセスは、しばらく前に裁判所から禁止された。そのためサイトへは現在はwww.turan-dursun.comのアドレスでアクセスできる。

■「驚きではなかった」
サイトでは、リチャード・ダウキンス氏のサイトがアドナン・オクタル氏による訴えにより閉鎖されたことが触れられ、以下のように述べられている。
「2008年9月28日から私たちのサイトに何が起きたかは明らかでなく、誰によって出されたのかも明らかでない判決によってトルコからのアクセスは禁止された。
これは私たちにとって全く驚きではなかった。まちがいなく私たちの仲間の罪を私たちに償わせようとしたのであり、今日からそれが始まったのだ」

■「テレコムが関与している」
「リチャード・ダウキンス氏のサイトがアドナン・オクタル氏によって閉鎖された。この事をつきとめるのに一週間を要した。今同じ事がトゥラン・ドゥルスン氏のサイトに行われており、禁止に関する情報は一切無い。もちろん裁判所は判決を行い、判決は禁止命令である。これに対しての異議はない。しかしこの措置が何を基にしてのものなのか、私たちが何でこのように告訴されたのか、情報は全くない。トゥルクテレコムの関係者が明らかに関与している」

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14899 )