バフチェリ民族主義者行動党党首、「AKP、PKK、バルザーニは同じ路線」と発言
2008年10月15日付 Milliyet 紙

民族主義者行動党(MHP)のバフチェリ党首は、テロとの闘いにおいての「メモ(指針)」を失くした公正発展党(AKP)が、武装テロリストの庇護者と外交取引を行うことが明らかにされたと発言した。その上で公正発展党がテロとの闘いにおいてクルド労働者党(PKK)とバルザーニ(北イラク・クルド自治政府議長)と同一線上にあると主張した。 同党首は「このような汚い精神は、少なくともPKKと同様に分離主義的であり、低俗かつ不道徳である。テロの頭脳はバルザーニであり、かじ取りは(北イラクの)カンディル山にあり、そのホストは公正発展党である」と述べた。

バフチェリ党首は、民族主義者行動党のグループ集会で、公正発展党が含みのある表現によってテロのつけをトルコ国軍に負わせる準備に入ったと主張し、「相手の望むがまま」の無関心さを捨て去るよう求めた。同党首は、「これは腐った精神が最初に口にした告白である」と語った。

■ガブルダーの反発

バフチェリ党首は、公正発展党のニハト・エルギュン会派代表代理が越境攻撃延長討議において、「ガブルダー、スィヴァスの先を超える必要がある」と述べて、民族主義者行動党の政治力が南東アナトリアと東部アナトリアに及ばないと暗に示したことに激しく反発した。この言葉を「でまかせ」と評したバフチェリ党首は、次のように述べた。

「私たちが問うた事は、この国会議員がガブルダーとスィヴァスを軸に描こうとしている線が、PKKの文書において、バルザーニの地図において、アメリカの報告書において、そして国際的な裏切り行為の会議においても描かれているという、その事実である。かの説明によって、この政党とPKK双方がトルコを見つめる地平の点で完全に一致していることが、明らかになった。」

■「PKKと同様に分離主義者」

「公正発展党、PKK、バルザーニの三者は同一線上にあり、かつてのセーブル条約(の国境線)の思考と今一度向き合い、そして残念なことにこのために高尚な国会の演壇が利用された。そして私たちに言わせてみれば、このような汚い精神は、少なくともPKKと同様に分離主義者であり、低俗で不道徳なものである。」

バフチェリ党首は、公正発展党がかの地域でトルコ人とクルド人の衝突を狡猾に唆しているとし、以前にも公然化し、トルコの分割を示した地図を提示した際、「この人物一味によれば、ここらは分割された地である。認めることはできない」と述べた。バフチェリ党首のこの言葉は、起立の上での賞賛をうけた。

■公正発展党のメディア

政権寄りのメディアを批判したバフチェリ党首は、「他人の間違いを称賛する一方、自分の罪を隠す不埒な態度を避けるべきである。公正発展党のメディアはまず批判の先を自らに向けねばならない」と述べた。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:14905 )