チュルク党首、民主市民党が解党されればトルコは大変なことになると主張
2008年10月15日付 Zaman 紙

民主市民党(DTP)のアフメト・チュルク党首は、同党の解党訴訟の結審が近づきつつある憲法裁判所へ間接的なメッセージを送った。
チュルク党首は、市民の平和的要求を実現させるため、あらゆる支持をおこなう準備は整っていると述べ、「DTPはひとつのかけ橋である。この橋の崩壊は、トルコを禍へと導くだろう。DTPが自らの役割を果たすよう支持が得られたなら、我々は多くのことをしてゆく」と続けた。
チュルク党首はトルコ大国民議会の会派会議内でのDTPの日々の活動を評価し、トルコが抱える最重要課題はクルド人問題であるとした。そして国民の友好のためには、まずクルドのアイデンティティーや文化が知られなければならないとするチュルク氏は、軍国主義的な体制であったためクルド人が存在を否定されてきたと主張した。しかし今日では、このような考え方をし、「命令しなさい、司令官」などという政治家は、大国民議会議事堂の屋根の下には存在しないと強調した。
さらにチュルク党首は、共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル党首のことも取り上げた。バイカル氏がスペインでのエリ・バタスナ党の解党を例に挙げて、DTP も解党されうるとほのめかしたとし、チュルク氏は次のように話した。
「DTPはこの問題を、「一つのトルコ」のなかで解決する理論(方策)を持っている。我々は、中東の人々がみな兄弟となることを基礎に置く理論を有している。バイカル氏よ、まず9月12日憲法に反対してください」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:14906 )