国民議会、刑務所内の虐待、追跡調査を開始
2008年10月17日付 Zaman 紙

エンギン・ジェベルという名の国民が刑務所で虐待のため死亡した問題で、トルコ大国民議会が動き出した。

トルコ大国民議会人権委員会は、ジェベル事件とともに刑務所と交番に赴き、「虐待および不適切な扱い」に関する主張を調査する予定だ。委員会は、今後、イスタンブルにある一部の交番と、イスタンブル(メトリス)、ディヤルバクル、バンドゥルマおよびスィンジャンの刑務所で調査を行う予定。

人権委員会は昨日(16日)の会議で、エンギン・ジェベルさんが虐待の末、死亡した事件を審議した。法務省がジェベル事件に関連して調査を開始したため、同委員会はこの問題についての特別な活動をしないことを事決めた。しかし、虐待があったという主張を調査するために組織された小委員会が、いくつかの刑務所で調査を行い、類似事件の再発防止に向けた基盤づくりに取り組むことが決定された。同委員会のウスキュル委員長は、会議開始冒頭に行った説明で、最近、交番や刑務所で起こっている事件を注視していることを明らかにした。同委員長は、こうした事件に関連し、法律が委員長としての自らに与える職権の範囲内で、職務をまっとうしようと努めていると話し、委員会はこの問題に対しいくつかの決定を下すことができると話した。
またウスキュル委員長は、「法務省がエンギン・ジェベルさんの死に対し謝罪したことをどう評価するか?」との質問に対しては、「この上なく適切であると考える」と答えた。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:14924 )