イスタンブルでVIPエクスプレス市内バス開始 コーヒー・サービスもあり
2008年10月17日付 Yeni Safak 紙

イスタンブルの交通渋滞緩和のため、マイカー所有者が車利用をやめることを奨励するメトロバスに連動したVIPエクスプレスバスが運行を始める。イスタンブル路面電車・地下鉄公社に属し、現在、アクビル(スイカに似た機能をもつ乗車用ジェトン)用の自動改札機が設置されているVIPバス車25台は、ボスフォラス海峡をまたぐ9路線でエクスプレスを運行する予定だ。

5回分の大人用料金(6.5YTL≒約438円)で運行されるVIPエクスプレスは、コズヤタウ-タクスィムが4本、コズヤタウ-カバタシュが2本、 コズヤタウ-メジディエキョイが7本、アルト・ボスタンジュ-タクスィムが3本、アルト・ボスタンジュ-メジディエキョイが3本、アルトウニザデ-タクスィム が2本、アルトウニザデ-メジディイェキョイが2本、ソウトルチェシュメ-タクスィムが2本、ソウトルチェシュメ-メジディイェキョイが2本という本数で運行される。

VIPエクスプレスは、10月29日の共和国記念日を待たずに、運行開始される。ユーロⅥ基準を満たし環境に配慮しているVIPエクスプレスバス車両では、エアコンがついており、紅茶やコーヒーのサービスも行なわれ、インターネット接続も可能になる。

このシステムは、マイカー所有者にマイカーを適当な乗り換え地点で乗り捨て、公共交通機関を利用することを奨励する。試行目的で開始されるこの制度がマイカー所有者に支持されれば、バス車両数を200台にまで増加させ、普及させることが目論まれている。車両は製造から3年以内のものが使われる。
一方、イスタンブル広域市役所は、今後、環境破壊を防ぎ、省エネルギーを進めるために、天然ガスで走り、従来のバスに比べて長い車体をもつバス500台を購入予定だ。環境に配慮したハブリッド・システムおよび天然ガスで走る車両は、障害者に対してもやさしい車両となる。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:14925 )