シャーヒン法相、「大学でのスカーフ解禁する憲法改正、取り消しは今後議論に」
2008年10月22日付 Yeni Safak 紙

メフメト・アリ・シャーヒン法相は、憲法裁判所が出した、大学でのスカーフ着用解禁のための憲法改正を無効とした理由が今後、多くの議論をよぶだろうと述べた。

シャーヒン法相は、議会で本件に関するマスコミ関係者の質問に答えた。
シャーヒン法相は、憲法裁判所が、憲法の他の条項に反しているとして憲法改正を無効と判断したことは新たな問題であることを明らかにし、「問題となりますか?一部の法律家はこれが問題であると評価付けしています。私は法務大臣として高等裁判所と論争したいとは思っていません。判決を読んだ後、ひとりの国民としての評価づけは当然のことながら行いますが。しかしこの判決はトルコ政治の検討事項やトルコ憲法界に新たな課題、おそらく新しい疑問をもたらしました。これは今後、様々に議論されるだろう問題です」と述べた。

「スカーフ関連憲法改正は棚上げになったのでしょうか?公正発展党の新しいロードマップはあるのでしょうか?」との質問対してシャーヒン法相は、現在有効な憲法の改正不可条項について、自分も国民もこれを諦める考えはないと述べた。シャーヒン法相は、公正発展党として唯一の目的は体制をより骨太にすることであると述べた。

民主市民党(DTP)アフメト・チュルク党首の「クルド人への虐殺がなされた」という発言に触れられると、「これは非常に残念な声明です。トルコが誰に虐殺を行ったというのですか、とんでもないですよ。トルコ共和国国家に国民という絆で帰属するすべての人が、トルコ共和国国民なのです。どの母語を使っている国民が異なる扱いを受けたというのです?この発言をした人物は過去にもトルコ大国民議会で職務を担われませんでしたか?トルコ大国民議会の議員ではありませんでしたか?トルコ大国民議会に一団をもつ政党の党首ではないのでしょうか?差別が適用されたのであれば、あなたは議会にいることができたのでしょうか?これらは非常に残念な声明です。責任ある立場にある人たちは自分の発言に気をつけて欲しいものです」と語った。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:14958 )