ギュル大統領、大学学長任命権限を別機関へ移譲する意思表明
2008年10月28日付 Hurriyet 紙

ギュル大統領は、トルコ実業家協会(TÜSİAD)の高等教育報告の発表会見で話をし、大学学長の任命権を大統領に委ねることは国に害を与え深い傷を残したと述べた。ギュル大統領は「私はきっぱりとした形でこの種の権限をしっかりとした機関に移譲する準備をしている」と語った。

アブドゥッラー・ギュル大統領は、大学学長の任命権を大統領に委ねることは国に害を与え、非常に深い傷を残したと主張した。ギュル大統領は大学学長任命権限を別の機関に移譲する準備をしていると明らかにした。トルコ実業家協会の「トルコの高等教育:傾向、問題、機会」の報告の発表会見で話をしたギュル大統領は、大学は今日までイデオロギー的な口論、闘争、禁止、そして大学学長の選択を課題としてきた、と語り、以下のように述べた:

■ 正しい方法でない

「大学学長の選択が大学で非常に深い傷を残していることが見うけられます。先進国で、先進的な大学でこの作業がどのようであるかあなた方はよくご存知でしょう。これらが排除される必要があり、この種の問題が最後的に大統領に委ねられることは正しくないと考えています。

■ 移譲する準備をしている

私は極めてきっぱりとした形で、この種の権限をしっかりとした機関に移譲する準備をしています。私たちの最優先事項は、トルコのためにどのように大学を有益で効果的なものにするか、ということです。これについても方法は極めて明確です。絶対に競争を持ち込むことが必要です。大学はより柔軟な方法をとらなければなりません。

■ 大学は資金を生まねばならない

大学の物質的な実現性は、ただ通常予算で出る資金だけでないことが必要です。大学が独自に資金を増やすこと、経済や実業界と交流すること、大学内で達成基準を発展させること、学内で優秀者とそうでない人を区別すること、才能のある者を鼓舞することが出来るシステムが導入されなければなりません。」

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:14998 )