イエメン、モロッコ、レバノンの洪水で死者数十人
2008年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ イエメン、モロッコ、レバノンの洪水で死者が数十人に
2006年10月25日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ロンドン:本紙】
イエメン、モロッコ、レバノンで木曜日夜、洪水が発生し各地に被害を与えた。負傷者と物的被害に加え、金曜日の夜までに死者数は30人に達した。
3ヶ国の当局は物的・人的被害の最終的な報告を出していないが、死者は数十人に達し、物的被害も大きくなると予測されている。
イエメンでは、南東部を洪水が襲い、死者数は18名に達し、その他にも負傷者や甚大な物的被害が発生した。また建造物への被害は、ユネスコが世界遺産に指定したシバーム市にも及んでいる。
今回被害を受けたイエメン南部ハドラマウト県の県都ムカッラ市の当局筋は、「情報によるとムカッラ市内では7人が死亡し、ハドラマウト涸谷地帯では11人が死亡した」と述べている。また隣のマフラ県の港近辺では、大波の影響で貨物船が沈没し、乗組員17人が救出されたという。
モロッコでは、木曜日から金曜日の夜にナーズール地方(モロッコ北東部)で、1秒で2400㎥に達する豪雨により家屋が崩壊し、少なくとも11人が死亡、1人が負傷した。
(後略)
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:15024 )