憲法裁判所のメンバー、息子を見送るため会議に出席せず
2008年11月03日付 Hurriyet 紙
憲法裁判長官ハシム・クルチは、自治体閉鎖に関する法律に対する訴えが話し合われる会議に元来のメンバーであるネジュミ・オズレルが短期兵役(を終えた)息子会いに行くために参加しなかった、と述べた。
地方選挙に密接に関わり、自治体の閉鎖をおこなう決定は、さる金曜日(31日)に反対5票、賛成6票で採決された。その難しい会議に憲法裁判所の元来のメンバーであるネジュミ・オズレルは、兵役(を終えた)息子に会いに行っていたので参加しなかった。代わりに補足メンバーとしのムスタファ・ユルドゥルムが入った。ユルドゥルムが「反対」だったので、共和人民党の「法案反対」の訴えは1票差で認められなかった。副長官のオスマン・パクスュトとメンバーのフルヤ・カンタルジュオール、メフメト・エルテン、シェヴケト・アパラックとゼフラ・アイラ・ペルクタシュは法の廃止に投票した。長官のハシム・クルチとメンバーのサジト・アダル、アフメト・アクヤルチュン、セルダル・オズギュルドゥル、セルーフ・カレリ、補欠メンバーのムスタファ・ユルドゥルムは、廃案に反対票を投じた。
クルチ長官は、本紙に対して以下のように総評を述べた。
「オズレル氏は、5日間の休暇をとり、今イスタンブルにいる。オズレル氏の息子はアメリカで暮らしている。20日という短期間の兵役は終った。オズレル氏は、彼を見送るためにイスタンブルに行った。息子とともに過ごすことを望んだ。私は裁判所長として成員の事由に基づいて議事日程を決められない。彼自身が休暇を取ったときは、まだ議事日程さえ明らかでなかった。来週3人の本メンバーが個人的事由のために休暇を取る。」
1145の自治体を閉鎖して43の新しい区を作ることに関する法律を許可した憲法裁判所の決定の事由書は、最短期間で完成するだろう。2009年3月29日に行なわれる地方選挙に非常に密接に関わる決定に関しても、クルチ長官は、「決定(理由)をいち早く公表する。思うに10から15日間で発表できるだろう」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:15041 )