新鮮な果物が豊富であるラマザン月に、デーツの販売が後退した。大型のマーケットでは、デーツの価格を割引せざるをえなかった。

毎年、ラマザン月に増加するデーツの消費が、今年は減少した。大型のマーケットチェーン店がラマザンのために30メートルに達するデーツコーナーを設置した。しかし、価格を下げざるを得なかった。イスタンブルのエジプトバザールとマーケットでは、安いカテゴリーにはいるデーツは2～10新トルコリラの間の価格で売られている一方、中程度のデーツの価格は、60新トルコリラまで上昇している。高級デーツのアジヴェは、100新トルコリラで販売されている。デーツを輸入している会社の一つである、マラトゥヤ・パザル社の関係者ムラト・パランジュ氏は、乾物の販売が去年のラマザン月と比較して、40％後退したことを明らかにしつつ、次のように述べた。「今年は、ラマザンが新鮮な果物が豊富な時期に重なったので、デーツをはじめ乾物の販売が昨年のレベルに達することができなかった。販売が今年は約40％少なくなるであろうと推測している。」

■値下げ
小売りデーツの価格が2～60新トルコリラの間で変動していると述べるムラト・パランジュ氏は、次のように続けた。「デーツには大きな問題がある。今年は販売が不十分である。トルコのデーツの輸入は5～6000トンだ。問屋と小売り業者の在庫のデーツがラマザン月の後、売れる機会はない。このため、最大のマーケットチェーン店は、デーツの価格を2.20新トルコリラから1.69新トルコリラに値下げした。

■貧しい人が食べるデーツは２新トルコリラ
トルコは、イラン、イラク、サウジアラビア、エジプト、チュニジア、そしてイスラエルからデーツを輸入している。最も安いデーツは、デーツの枝で編まれたカゴで輸入されている。ばら売りとして、パッケージされずに売られるこのデーツは、小売り価格が２新トルコリラから始まる。
[後略]

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（ 翻訳者:小松裕美子 ）
（ 記事ID:15069 )