トルコ映画の人気、急上昇 外国映画を抜く勢い
2008年11月07日付 Milliyet 紙

  毎年、平均1900万人が映画館に足を運ぶトルコにおいて、これまで200万~250万人の観客数だったトルコ映画は、今や600万~1千万人の観客を映画館に動員している。合計では外国映画の観客数が多いとしても、上映映画数を考慮すると、国内映画一作品当たりの観客数は外国作品を超え始めている。

 トルコ統計機構(TÜİK)は1997年から2007年に上映された映画の年間平均鑑賞者数は1900万人、外国映画は1200万~1300万人に達したことを明らかにした。ここ二年間は、観客数は2千万人を超えている。
国内作品には1997年から2003年には年間平均200万から250万人の需要があった一方で、2004年と2005年にはそれぞれ600万人、2006年には1千万人、2007年には700万人に増加した。

■771万2,000人がトルコ映画を鑑賞
 
 トルコ映画界では2007年に、210本の作品が上映された。観客数の4分の1はイスタンブル市民が占めている。膨大な制作費用を費やすハリウッド映画167作品と競ったトルコ映画43本は、2007年に771万2626人の観客を集めた。外国映画については1294万6943人の人々が鑑賞した。
 昨年は、ファーティフ・アクン監督の「人生の岸辺で」、「幸福」、「カバダユ」、「白い天使」「卵」などの作品も、映画祭等でトルコ国民を微笑ませてくれた。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:15072 )