アメリカ大使館占拠記念日、デモ行進が盛大に行われる
2008年11月03日付 Iran 紙
イラン紙夕刊版
神に祝福されしアーバーン月13日〔※1979年に起きた米大使館占拠事件の記念日。例年は西暦11月4日であるが、今年は西暦11月3日にあたる〕の「反強権主義デモ行進」は、学生や生徒・児童、各政治団体・政党関係者などあらゆる階層の人々が参加する中、全国各地と歩を合わせる形で、数分前テヘランで始まった。
IRNA(イラン国営通信)の報告によると、この盛大なセレモニーは現在、「アメリカ・スパイの巣」〔=旧アメリカ大使館〕の前で行われており、各種団体がデモ行進を行いながら、同「スパイの巣」前に終結、同セレモニーに参加している。
各学生団体は〔米大前を走る〕アーヤトッラー・ターレガーニー通りで、反強権主義を訴えるプラカードや横断幕を掲げて行進し、強権主義者たちやアメリカをはじめとする西洋支配体制の強権的態度に対する嫌悪の念を表明した。
デモ行進に参加した人々は「アメリカに死を」、「高慢な強権主義諸国に死を」、「イスラエルに死を」、「神は偉大なり、ハーメネーは指導者なり」などのスローガンを叫び、学生殉教者たちを顕彰した。
行進に参加した人々の数は最初の数時間だけで数万人にも及ぶと報告されており、彼らは「核エネルギーはわれわれの正当な権利だ」といったシュプレヒコールを上げ、イラン国民が核の技術を利用することの必要性を強調、イラン人民の正当な権利に対する西洋の強権的態度を非難した。
神に祝福されしアーバーン月13日の盛大なデモ行進が行われている最中にも、「アメリカ・スパイの巣」に向かう人々の数は刻々と増え続けており、彼らは声を合わせて「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」のシュプレヒコールを上げている。現在、ターレガーニー通りやセレモニーが行われている地区へと通じるすべての道路は閉鎖されており、デモ行進参加者らはセレモニーの開催場所へと続々と向かっているところである。
この報告によると、セレモニーでは各学生団体の代表者らや、さらには一部の政治当局者も演説を行う予定である。このような中、大統領顧問は次のように述べている。「世界の高慢ちきな強権主義諸国の首領どもは、自国の専門家らの分析に基づいて、イラン・イスラーム共和国体制など樹立から一年も経てば崩壊するだろうなどと考えていた」。ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイイェド・アフマド・ムーサヴィー顧問は、アメリカ大使館占拠記念日に際して、さらに「このような〔欧米の〕分析の欠陥が明らかになるのに、そう時間はかからなかった」と続けた。
〔後略〕
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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:15078 )