タクスィム広場の共和国博物館、開館へ―懸案の変電所移転問題解決
2008年11月09日付 Zaman 紙

 変電所の撤去に関し2004年以降ボスフォラス配電公社(BEDAŞ)とやり取りを進めていた広域市は、ついに望みを果たすこととなった。博物館の隣の変電所について、BEDAŞに対し新たな建設地が割り当てられた。

 電線についてはBEDAŞと約定書が作成され、接続については関係機関らとのやり取りが完了した。行われた会談が好ましい結論を迎えた後、共和国博物館の隣の変電所は過日撤去された。市は最終的な調整を済ませ博物館を近日中に開館しようと計画している。

 イスタンブル広域市は、2007年8月にタクスィムの、マクセムとして記憶され分水所として知られる場所の1000平方メートルの土地を、共和国博物館建設地として計画していた。文化・自然物保護委員会に対し博物館計画を承認した広域市は、開館を2007年10月29日に予定していた。しかし博物館は、修復作業が完了しないため1年間開館することはできなかった。修復作業が完了したにも関わらず博物館開館のためには隣の変電所の撤去が不可欠であると発表した広域市当局は、博物館の修復は今年8月に完了していたと発表した。電気接続の関係で博物館の隣の変電所の撤去作業が長引いたと明かす当局は、「2004年以来今日までやり取りを継続してきた変電所は本計画で取り上げられ撤去されることが必要であった。新たな変電所施設については、ベイオール区役所や保護委員会とのやり取りが行われ新たな土地が割り当てられた。変電所の撤去についてはBEDAŞとイスタンブル広域市との間で作成された約定書が新たに交わされた。送電線の敷設を可能にするため、イスタンブル・ガス公社(İGDAŞ)、イスタンブル水道局(İSKİ)、BEDAŞ、トゥルクテレコム、都市照明・道路保守局とやり取りが行われた。やり取りが完了すると同時に変電所は過日撤去された」と説明を行った。博物館で展示される予定の作品に関係する研究員、様々な協会や組織との打ち合わせを継続していると述べる広域市は、博物館が近日中に開館される予定であると話した。

 広域市は、タクスィムのマクセミと貯水槽(の場所)に建設される博物館に関し、3件を建設業務局、1件を歴史的環境保護局に、計4件の入札を行った。市が行った4件の入札では、タクスィム共和国博物館のため消費税を含む303万6140新トルコリラ(1億7704万9542円)が費やされた。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:15086 )